八百万(やおろず)の神

    日本で旧友にもらった文庫本を読んでいる。上橋菜穂子の『狐笛のかなた』という幻想小説だ。いちおう児童文学に分類されるらしい。

    キツネの少年と人間の少女の恋物語…。遠野物語にある、白馬と娘の異類婚譚を彷彿とさせる。

    こういう話は、人が自然界から隔絶され他の動植物を“かしら”として支配するキリスト教世界観では、「獣姦」という、よくてキワモノ扱いになるのだろう。

    しかし八百万の神のいる日本の山里で繰り広げられる子ギツネと少女の恋は、きれいで、何の抵抗もなく引き込まれて読んでしまう。

    アニミズム…要は最近はやりの環境主義じゃないの。私は、一神教(キリスト・イスラム・ユダヤ)の独善性、排他性がほとほとイヤになっているらしい。

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    シカ

    Author:シカ
    夫のカエルとともにヨーロッパに住むシカです。シカは日本生まれですが、ここ20数年イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ドイツ、振り出しに戻る(イギリス)と流れてきました。カエルはフランス生まれです。詳しくは自己紹介ページへ。

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