英国、ドーヴァー岬で投身自殺

    ヨハネ福音書に出てくる話で、イエスがある人に取り憑いた悪霊に向かって名前を尋ねるくだりがある。そこで悪霊が「レギオンです。大勢ですから」と素直に答えるので笑ってしまうのだが、レギオンとは連隊というような意味で、今でも使われている言葉だ。そこでイエスが悪霊に出て行けと命ずると、悪霊は豚の群れに乗り移って、豚さんたちは崖に突進してみんなで落っこちてしまった。

    今朝、実に寝覚めの悪いニュースで起きる気力をなくした。イギリスの国民投票でEU離脱が決まった。そう聞いた途端、レギオンの姿が目に浮かんだ。イギリス豚、ドーヴァー海峡の岬で集団自殺‥‥。アホ、アホ、どアホ。

    世界から見て、ヨーロッパに属さないイギリスにどれだけの魅力があるというのか。ロンドンに拠点を置いてきた多国籍企業や銀行は、ヨーロッッパへの足場として(関税がかからないから)そうしていたので、こうなった今ではワラワラとフランクフルトへ引っ越していくだろう。イギリスにとって税収面でも雇用面でも考えられない規模の損失だ。

    もっと身近に、イギリス飯がヨーロッパのおかげでどれだけ向上したか、分かってなかったのか。礼節が行き過ぎて人と人が繋がることができなくなっていたイギリス人が、友達と会えばハグするようになったのも、近年ヨーロッパから入ってきて定着した風習なのに。

    アホ、アホ、どアフォ。
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    テーマ : イギリス
    ジャンル : 海外情報

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    No title

    私は離脱派。イギリスに帰化して15年。いろいろ主人と話しましたね〜。でも離脱を選びましたよ。理由は沢山。
    もう決まったことだし、あとは良い方向に進むよう努力あるのみ。国民の半数ほどは残留派だったので、その方達の意見も参考に、でももう決まったのです。何か問題が出てくるなら、じゃあどうすれば良いのか?とお互い解決策を練るべき。と思います。

    Re: No title

    としこさま、コメントありがとうございます。
    イギリス人と結婚しイギリスに帰化している方と、ヨーロッパ各国で暮らしてきてフランス人と結婚している私とでは、立場が違うのは当然だと思います。
    離脱派の多くがイングランドの地方在住・中高年層・白人労働者階級、残留派の多くが都市部在住・若年層・知的中産階級と伝えられていますね。なるほどなぁというか‥‥。
    私も夫も投票権がないので指をくわえて眺めていました。周囲のイギリス人は主に後者のカテゴリーの2つ以上に該当する人々なのですが、唯一の離脱派は、イギリスに帰化したばかりの新・イギリス人カップル。これもなるほどなぁ〜と思いました。
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    シカ

    Author:シカ
    夫のカエルとともにヨーロッパに住むシカです。シカは日本生まれですが、ここ20数年イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ドイツ、振り出しに戻る(イギリス)と流れてきました。カエルはフランス生まれです。詳しくは自己紹介ページへ。

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