聖しこの夜

    街の合唱団に入っていることは前に書いた。ここんとこ何週間か、クリスマスの歌ばかり練習している。12月には4〜5回、公の場(福祉施設や学校、パブ、街頭)で歌うので、(大半が楽譜も読めない素人集団とはいえ)多少は体裁整えなくちゃとリーダーは頑張っている。

    私は教会で音楽をやっていたので、クリスマスといえばバッハの関連作品や伝統的な讃美歌、せいぜいヨーロッパ各地のクリスマス民謡だった。今時のクリスマス世俗曲で知ってるのといえば Wham! の Last Christmas や Band Aid の Do They Know It's Christmas、あとジョン・レノンのあれぐらい。年代が如実に表われますな。

    街の合唱団のクリスマス・レパートリーは今時もの3割、ビング・クロスビーとかのモダンクラシック3割、昔ながらのキャロル3割。この最後のカテゴリーに Silent Night が入っている。1、2、4節は普通に英語で合唱し、3節だけなぜか日本語でソロという。ソロって‥‥なんで私が⁉︎⁉︎

    私は音程はまあまあ守れるが声がよくない。低く暗く、声量もない。この隠滅な声で『聖しこの夜』を街の皆さんに披露しろと? ベツレヘムの厩(うまや)で嬰児(みどりご)が生誕しました、それがすべての始まりでした、何もかもがマズい方向へ‥‥みたいな歌になりませぬよう、皆さん念じてください。

    テーマ : イギリス
    ジャンル : 海外情報

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    No title


    まずい方向へ・・・というのも、ちょっと興味津々です~
    もちろん、邪な考えは捨てて、うまくいくようにと念じますが(笑)

    Re: No title

    > まずい方向へ・・・というのも、ちょっと興味津々です~

    マリアは産後鬱にかかり育児放棄、授乳しないのでイエスはお腹が空いて火がついたように泣きわめく。動物たちまで興奮して鳴き始め、喧騒の中ヨセフは頭を抱える。ひさびさの地元で幼馴染と飲んで騒ごうと楽しみにしていたのに。自分の子でもない赤ん坊のせいでこんな廐で‥‥と考えるうちに頭にきて、赤ん坊を牛に叩きつけようとしたその時:

    救い主を一目見ようと、行列のできる廐に我れ先にと駆けつけた羊飼いたちが突き飛ばしあい、ドミノ現象が起きた。狭い廐は修羅場と化し、ヨセフとマリアはイエスを抱えて豚の陰に隠れていた。戦闘三日目に東方から三人の博士が訪れてワケのわからない贈り物を置いていった。

    ほどなく、博士たちがここへ来る途上にヘロデ王の前で口を滑らせたために、国中の男の赤ん坊が皆殺しにされているというニュースが流れてきた。聖家族は慌ててエジプトへの逃亡を図るのだが、折悪しくヨーロッパにシリア難民が大量流入しており、彼らの立場はまことによろしくなかった。

    こんな環境で人生を歩み始めたイエスがまともな大人になる可能性は限りなく低く‥‥というような歌にならぬよう、シカは今、高い声を出す練習をしているのです。

    ところでその頃天上では、神様が独りごちていました。
    「産後鬱か、そう来たか。しっかりしてそうだったんだがな」
    斜め後ろから大天使ガブリエルが口を挟みます。
    「だから申し上げましたでしょ、顔で選ばないほうがって」
    神様はきっとして振り向き、ピシャリ。
    「神の子が醜男ってわけにはいかんだろう!」
    「お節ごもっともで」
    ガブリエルは(どーせ若くて可愛い子がよかったんでしょ。なんせマリアは16歳)と思いながらすっと姿を消しましたとさ。

    Re: Re: No title

    しつこいですが、私は小さい頃、この歌の歌詞を下記のように覚えていました。

    聖しこの夜 星はひかり
    救いの御子は まぶねの中に
    眠りたい、もう! いとやすく

    聖しこの夜 み告げ受けし
    牧き人たちは 御子のみ前に
    ぬか漬け ぬー! かしこみて

    聖しこの夜 御子の笑みに
    恵みの御世の 明日のひかり
    輝け、リー! 朗らかに
    プロフィール

    シカ

    Author:シカ
    夫のカエルとともにヨーロッパに住むシカです。シカは日本生まれですが、ここ20数年イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ドイツ、振り出しに戻る(イギリス)と流れてきました。カエルはフランス生まれです。詳しくは自己紹介ページへ。

    引用・転載は原則として歓迎ですが、事前にご一報ください。どのような論旨・目的での引用・転載か、把握しておきたく存じます。

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