ジャーマンウィングス機墜落

    28歳の副操縦士の中で何が起きたのか分からない。ともかく彼が故意に降下ボタンを作動させたことが分かっている。デュッセルドルフにマンションもあったが、基本的にフランクフルト近郊の親元で暮らしていたようだ。メディアの目はこの両親に集中しているわけだが、息子が死んだ、おまけに149人殺したとなれば、言葉なんか出るわけがない。

    つまり彼には、彼が死んだら嘆く人たちがいた。

    この世に思い遺すことは何もないという人は、往々にして、自殺しない。

    何かの途中にあった人‥‥やりたかったことが果たせなかった、愛されたい人に愛してもらえなかった、なりたい自分になれなかった‥‥いろんな思い遺しがたっぷりある人こそ、自殺するのだろう。だから当然、遺された者や想いがある。

    そこには胸の張り裂けるような嘆きが残る。今回の場合は、150人分。

    幸福な死というものは、なかなか達成できない最終目標なのかもしれない。

    テーマ : ヨーロッパ
    ジャンル : 海外情報

    コメントの投稿

    非公開コメント

    プロフィール

    シカ

    Author:シカ
    夫のカエルとともにヨーロッパに住むシカです。シカは日本生まれですが、ここ20数年イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ドイツ、振り出しに戻る(イギリス)と流れてきました。カエルはフランス生まれです。詳しくは自己紹介ページへ。

    引用・転載は原則として歓迎ですが、事前にご一報ください。どのような論旨・目的での引用・転載か、把握しておきたく存じます。

    最新記事
    最新コメント
    カレンダー
    プルダウン 降順 昇順 年別

    10月 | 2017年11月 | 12月
    - - - 1 2 3 4
    5 6 7 8 9 10 11
    12 13 14 15 16 17 18
    19 20 21 22 23 24 25
    26 27 28 29 30 - -


    カテゴリ
    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    リンク
    フリーエリア
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR