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    隅々にまで人の手が入った英国

    面積の限られた島国で人口密度がわりあい高く、古くから文明の発達した英国では、どんな片田舎の隅っこに行っても、人の気配が感じられる。砂利道であったり朽ちかけた門であったり、ちょっとした薔薇の茂みであったり。いつか誰かが手をかけた名残りがある。ちまちまと、愛らしい。

    日本もそうだ。変化に富む自然に恵まれた日本ではあるけれど、いかんせん狭いので、人類未踏の地はほとんど残っていないのではと思う。人間にとってかなり不便な条件を備えた土地でも、その風土となんとか折り合いをつけようとしてきた日本人の足跡が残っている。

    ノルウェーで感じた荒涼とは、人の気配の欠如なのだと思う。フィヨルド、氷河、氷点下30℃の湖と原野。誰一人踏み入ったことのない、神が造ったまま手つかずの自然。それは息を呑む美しさなのだけど、ものすごく居心地が悪くもある。人は、そこに居るべきではないのだ。ムンクの絵は狂気でもなんでもなく、見たままの風景だ。映像で、百歩譲って観光で数日間見るぶんには素晴らしい情景だが、住んではいけない。じゃないと鬱病になる。私のように。

    テーマ : ヨーロッパ
    ジャンル : 海外情報

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    プロフィール

    シカ

    Author:シカ
    夫のカエルとともにヨーロッパに住むシカです。シカは日本生まれですが、ここ20数年イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ドイツ、振り出しに戻る(イギリス)と流れてきました。カエルはフランス生まれです。詳しくは自己紹介ページへ。

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