フランス語教室2回目

    初日の講師が代講のイタリア人でやや意欲を削がれたのだが、予測より早く今日から本来のフランス人講師が戻ってきた。マルティニク出身の黒人女性、本土で教育を受け訛りのないフランス語を話す。機智に富んでダイナミックかつ整然とした教え方で、好感度ばつぐんだ。語学教師には、経験とたゆまぬ準備が大切‥‥(反省)。

    私はこのクラスの雰囲気が気に入っている。振る舞い方を心得た大人のイギリス人が主体で、居心地がいい。南から来た人たちは時にイギリス人は冷たいと文句を言うが、それは表現の仕方で優しさの有無ではないと思う。南欧や中東の人々は確かにベタベタと人懐こい。アメリカ人は大仰な表現で親しげにするがその場限り。北欧やドイツの人々は(飲酒後を除けば)内気で疑い深く実際とっつきにくい。イギリス人は親愛の情をなかなか表現しないし慇懃無礼だ。でもチャリティー精神が発達していると思う。

    北欧やドイツでよく遭遇した場面に、店に入って○○はあるかと尋ねた時の反応がある。「ない」。それだけ。申し訳ありませんもなければ、「あーそれですかぁ、それはねぇ」と考えてみる柔軟性もない。ちなみにノルウェー語ではNoをNei(ない)と言うので分かりやすかった。

    フランスでは、道を尋ねると全然違う方向をわざわざ教えてくれたりする。

    イギリスでは、店に〇〇がなければどこへ行けばあるか一緒に考えてくれるし、道を尋ねれば親切に教えてくれる。尋ねる前から、迷っている様子でいると「お手伝いしましょうか」と誰かが声をかけてくれる。

    こういうイギリス精神は古き良き過去のものになりつつあるのかもしれないが、まだまだ片鱗は感じられる。私も人の領域に土足で入るのは好きじゃないし、かといって他人なんかクタバレと割り切っているわけでもないので、イギリスの距離感と生温さがちょうどツボにはまる。

    フランス語教室の話のはずがイギリス礼賛に終わってしまった。フランス語は、今日何を勉強したというレベルにも至らないほど初歩なので、しばしの猶予を。そういえば今日可笑しかったのは、「フランス人は沈黙を恐れるので、言葉と言葉の間に意味のない音をたくさん発する」というコメント。確かに、「アロール、デイゾレー〜ジュヌセパー、オッラッラ〜」と歌いながら肩を上げ下げし肘から先を上に向けて振ったりすれば、シカでもバカでもフランス人に見えるので、やってみてください。

    テーマ : 海外生活
    ジャンル : 海外情報

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    シカ

    Author:シカ
    夫のカエルとともにヨーロッパに住むシカです。シカは日本生まれですが、ここ20数年イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ドイツ、振り出しに戻る(イギリス)と流れてきました。カエルはフランス生まれです。詳しくは自己紹介ページへ。

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