泣きっ面に蜂

    引っ越しの最中なのにぃと乗り気でなかった10日間の夏休み旅行。

    やっぱり気の持ちようは大切なのか、体の歯車が狂って泣きっ面旅行になってしまった。まず初日のパリからお腹不調で、ナントの友人宅経由で三日目ロワイヤンのカエル親宅に着いたら膀胱炎。五日目の朝、腰から脚にかけてのすごい痛みでいざり、救急行き。おフランスの高慢ちきな医者に3時間に亘っていじられた挙げ句「ただの膀胱炎」と追い返される。六〜七日目のサンセバスティアンでは油ギットギトのバスク料理に泣き、アンドラからモンペリエ(カエル姉宅)、ローザンヌ、チューリッヒと移動する間は痛み止めジャンキーだった。

    フランスとスペインはカエルの家族や友達訪問が目的‥‥慣れているとはいえ、話の半分も分からずニコニコ同席しているシカはたいして面白くない。それに暑い。スペインはもちろんのこと、南仏モンペリエなんて40度近いんじゃないか? スイスでは最後の晩にシカの旧友と25年ぶりに会って楽しかったが、やっぱり足腰は痛かった。一泊ごとに移動するのもラクじゃない。10日分の服を持って帰って洗うことを考えると憂鬱‥‥という具合に、せっかくの旅行を楽しめばいいのにマイナス面ばかりに気がいった。

    さて、帰宅翌日の今、山のような洗濯物と引っ越し荷造りに途方に暮れて座り込み、これを書いているシカ。カエルは会社、引っ越し準備はシカがやらんと。さすがに引っ越し当日の明日はカエルも一日休みをとってるけど。なんでこう余裕のないスケジュールを組むのが好きなんだね、カエル君?

    グルメの街としてやたら有名なサンセバスティアンだが、あの土地の料理はシカ好みではない。というか、食べられない。野菜でも魚でも卵でもパスタでも、皿にオリーブ油の池があってその中で泳いでいる。ちなみにパスタは滅法不味い。素材の味を生かすんだそうで香辛料や香草は使わず、味付けは塩・にんにく・オリーブ油のみ。ハモンイベリコはあの暑い国で常温で長期間熟成するので脂が酸化して黄色い蝋状になり、これを醍醐味とする。そういうオトナの味覚をもたないシカは、イタリアのパルマハムの方が好き。

    サンセバスティアンに住んで最初の数週間は物珍しさでなんでもおいしく感じたけど、脂でお腹が重たくなり、すぐに興味を失った。けっきょく自分でつくったご飯ばかり食べていた。

    同じバスク料理でもフランス側のはそれほどギトギトしてないらしい。そういえばビアリッツやサン=ジャン=ド=リュズで食べた鮪ステーキや鱸の丸焼きは、素直においしかった。

    テーマ : 海外旅行記
    ジャンル : 海外情報

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    プロフィール

    シカ

    Author:シカ
    夫のカエルとともにヨーロッパに住むシカです。シカは日本生まれですが、ここ20数年イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ドイツ、振り出しに戻る(イギリス)と流れてきました。カエルはフランス生まれです。詳しくは自己紹介ページへ。

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