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    愛があれば(?)

    「愛があれば年齢/国/人種/宗教/階級/生計能力/美醜/趣向/すべての差なんて」。こんなこと、本気で思ってる人がいるとしたら、愛って何だろうと考えたことがないにちがいない。

    恋ではない。好きとか嫌いとかでもない。波長が合うというのも違う。哀れみでは断じてない。愛って何だ?

    結婚とはこういうもの、と各文化で枠組みがある。日本では、出産育児・家事と生計を分担することによる生存と繁殖を目的とした提携事業。その分担責任が大過なく果たされる限り、互いに我慢する。欧州では主に、男女の恋情および性愛に基づく暫定的専属契約。家事・生計責任はどちらも負う。契約破綻時に子供や財産などが派生していた場合、法律によって処分する。

    どちらも愛とはまったく関係がない。

    夫の両親がいよいよ人生の最終章を迎えている。ジャン96歳、ジャクリーン94歳。70年以上を共に生き、6人の子供を育て上げた。今ジャンは痴呆、ジャクリーンは老衰で、考えあぐねた子供達の計らいで老人ホームのダブルルームに収まったところだ。ジャクリーンは長男に「ホームに引っ越すんだよ」と説明された時、「二人を引き離すんじゃないでしょうね?」と言った。冗談ではなく。

    美しかったジャクリーンと善き人だったジャンは恋をしたのだろう。でもそれからの年月、子供たちを育てていた間はただただ忙しさで過ぎ去ったにしても、何が二人を結びつけてきたのか。格別波長の合う二人でもないし、いつも手を繋いで仲良くという老年カップルでもない。でも、老人ホームで別々の部屋に入れられるのかと思った時ジャクリーンの目に浮かんだ恐怖は、二人が一心同体になっている証としか思えない。

    愛があっての結婚ではなく、結婚を最後まで遂行しての愛なのか‥‥。そもそも結婚前から愛なんてあるんだろうか。gorchon clan
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    テーマ : ヨーロッパ
    ジャンル : 海外情報

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    シカ

    Author:シカ
    夫のカエルとともにヨーロッパに住むシカです。シカは日本生まれですが、ここ20数年イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ドイツ、振り出しに戻る(イギリス)と流れてきました。カエルはフランス生まれです。詳しくは自己紹介ページへ。

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