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    お子様

    月曜日の珍客から5日目にしてようやく回復。

    『子供たちを責めないで(私は子供が嫌いだ)』という名曲があった。あろうことかNHKの『みんなのうた』で放送されていた記憶がある。大人になってしまった子供のやるかたない憤懣が渦を巻いてクライマックスに達する、その自爆ぶりが可笑しすぎて信じられない。

    頭の中であの歌を唱えつつ耐えた月曜日だった。敵は10歳と13歳のスペインがき(スペインかぜの亜種)。親2人と私たち2人で総勢6人だ。食事は、大人に出すような手の込んだ料理は無理だから分かりやすく食べやすいものを‥‥。かといって、わざわざロンドンで日本人とフランス人の家に来てスペイン料理もないだろう。好き嫌いはあるかと前もって親に訊いたが返事もなく、それならば「タマネギ嫌いピーマン嫌い人参嫌い鶏肉嫌い」を覚悟の上で全部出すことに。

    トマトとハーブのサラダ、日本式マカロニサラダと鶏の唐揚げ、一口サイズの鮭の包み焼きを用意した。席に着いた子供はのっけから戦意を殺がれた顔をした。「パスタサラダ食べる?」「いらない」。あっそう。私は氷の微笑を浮かべてパンとオリーブ油をお供えした。

    ‥‥‥数十分後。その子は皿にマカロニサラダをてんこ盛りにしていた。その脇には、オリーブ油の池に浸かった唐揚げ。この発想すげーと感動した。考えてみればフライドポテトにマヨネーズつけて食べる流儀もあるよね。特にスペインでは。「神をも油をも恐れないスペイン人、たかが不況でへこたれてどうする!」とその子の父親(銀行家)に説教しそうになる自分を抑える。

    10人分ほど用意した食事はあらかたなくなったので、不味かったわけではなかろう。もちろん「おいしい」という言葉は出なかった。スペイン人は中国人に似て、スペイン料理以外は基本、口に合わないので、料理してやる甲斐がない。

    いや、別にですね、お子様がたが何かしでかしたわけではないんですよ。スペインがきにしちゃ、ごくごくお行儀のいい良家のご子息たちで。ただね、私は子供が嫌いだ! 半径5m以内にいるだけでストレス値が倍になります。人でなしと呼ばれようとも、どうしようもありません。午後いっぱいをお子様に仕えて過ごした月曜日の後は、とんでもないことになっていました。腰痛は出る、夜中に悪夢で喚いて夫に起こされるで、えらいこってした。

    子供のいる人には「子連れは勘弁」という気持ちが解ってもらえないばかりか非難されるきらいがあるけど、これはアルコール分解酵素のない人にイッキ飲みを強要するようなことなんです‥‥本当に。
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    テーマ : 海外生活
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    シカ

    Author:シカ
    夫のカエルとともにヨーロッパに住むシカです。シカは日本生まれですが、ここ20数年イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ドイツ、振り出しに戻る(イギリス)と流れてきました。カエルはフランス生まれです。詳しくは自己紹介ページへ。

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