フランス語教室初日

    講師の病気で一週間遅れで開講したフランス語講座。場所はグリニッチのコミュニティカレッジだ。昨秋からの継続コースなのである程度進んでいるかと思いきや、今日集まった13人中、前学期からの生存者は4名だけで、結局いろはのいから始まった。常任のフランス人講師はまだ病気で、代講の講師はイタリア人。訛りがきつくてちょっとガッカリ。英語ばかり喋るし。

    でもクラスの雰囲気は和やかで、初対面同士で緊張しないよう各自つとめて親しみやすく振る舞うので、とても楽だった。イギリス人が7人、あとはニュージーランド、リトアニア、ナイジェリア、中国、日本、国籍不明が各1人。中国の彼女と私は隣席で、たまたま二人とも緑のトップに青いズボンに黒いブーツ姿。紛らわしいったらない。彼女はちゃんとした服装で、最初は私も「日本人かな〜?」と思ったが、着席して頭のてっぺんが目に入り毛根だけが白髪だったので、ああ中国人だと分かった。

    まずはじめに自己紹介とフランス語習得の目的を(英語で)言わされ、私以外の全員が「フランス旅行で会話ができるようになりたいから」と言った。私が「夫がフランス人で将来フランスに住むつもりなので」と言うと、「えっ、このレベルでいいの?」と講師。「もちろん。一言も話せないんですから」と答えるとみんなが爆笑した。あり得ないよね、ほんと。フランス人と結婚してるのに入門レベルだなんて。知らんわ。

    イギリス人のみんなは、私の正体を量りかねていた。「イギリス育ちの香港人とかではなさそう」だし、国籍が知れてからは「イギリスに住んで2年とか言ってるけど、あの英語は何だ?」ということ。まさか初対面で、前夫がイギリス人でかくかくしかじかもないだろう。「長いことノルウェーに住んでましてね、ノルウェー語下手なんで英語ばっか喋ってたんですよ。連中英語うまいですから」でお茶を濁しておいた。あースカンジナビア人は英語すごいですよねと、いい方向へ話が逸れてくれた。

    グリニッチは私が住んでいるウリッチと違ってまあまあ暮らし向きのいい中産階級の街だ。クラスのイギリス人も、訛りがあるのは二人だけであとは耳障りのいい(教育を受けた人の)英語を話す。イギリスの階級棲み分けはほんとに複雑で、同じ地域でも通り一つ隔ててガラっと変わる。ウリッチに慣れている私にはグリニッチが「白人だらけ」に見える。

    それはさておき。なにせ旅行フランス語が目的のクラスなのでたいした内容は望めないけど、のんびりしてるし楽しそうだし、はじめの一歩ってことで何もしないよりマシかなと思う。何だかんだ言ってもイギリスに住んでる以上イギリス人の知り合いが増えるのはうれしいし。

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    Lazy people, dishonest people

    「怠惰な人々、不実な人々‥‥or what has become fashionable to call the disaffected, differently motivated(この頃では不満分子とか目的が異なるとか呼ぶことになっている人々)」と、架空の政治家にして殺人者アークハートが吐き捨てるように形容した層。

    うちのドイツ人店子は“親友”の水商売女性への又貸しに加え、自分のポーランド人の母親もこの家に住まわせ、母親はこの住所で“All Refurblishment Ltd.”なる会社を登録し“事業”をしていた。肩書きは“CEO-Housewife”。冗談じゃないです。登記に、本当にそう書いてあるんです。さらに、この住所で、カウンシルから家賃補助を騙しとっていた。

    イギリス人でもなく、働いてもおらず、居住(住民税納入)実績もないポーランド人が、EU市民であるだけでイギリスの公金を使って素敵な家にタダ同然で住める。こういうのを目の当たりにすると、貧乏くじ引いた気になる非EU市民は私だけじゃなかろう。

    自慢じゃないが、私はノルウェーで2ヶ月間生活保護を受けたことがある。前夫の許から夜逃げして直後の2ヶ月間だ。それでさえ、福祉事務所で人間の尊厳を木っ端微塵に踏みにじられたうえ、ノルウェー語学校と“労働実習”に朝6時から夜8時まで通いながらのことだった。以来、頭の上に屋根と所要カロリーを満たす飼料を自力で調達できる限りは一度も、他人(社会)から施しをもらおうと思ったことはない。

    これはバカ正直、武士は喰わねど高楊枝なのか? コテコテの資本主義・保守なのか?

    なんと言われても、福祉国家で国家による学資ローンを受けて大学に行き在学中に妊娠出産し、それによってローン返済を免除され学位を得てそこそこに就職し、半年後に二人目を妊娠、産前に3ヶ月“病欠”し、産後1年間育児休暇をとり、復職3ヶ月後に三人目を妊娠‥‥その間ずっと、児童手当子供一人頭5万円相当だかと一人親手当いくらか知らないが受け取っている‥‥というような人々を大勢知っていると、社会主義って素晴らしいとは思わなくなる。

    そういう発想だと、うちの店子のしたようなことは、良心の呵責がどうのという範疇にも入らないぐらい真っ当な行いなのだろう。

    雨ニモマケズ、風ニモマケズ嘘ヲツク、そういう人に私はなりたかった。

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    プロフィール

    シカ

    Author:シカ
    夫のカエルとともにヨーロッパに住むシカです。シカは日本生まれですが、ここ20数年イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ドイツ、振り出しに戻る(イギリス)と流れてきました。カエルはフランス生まれです。詳しくは自己紹介ページへ。

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