神様の事情

    "神様はノルウェーをつくった時、フィヨルドや山やオーロラ、息を呑む自然のコントラストに、ものすごく精力を傾けた。「これでよし」と思った時、ふと、人間をつくるのを忘れていたことに気づいた。そこでテキトーにお安いのを放り込んでおいた……。
    生物学的に男女である以外の性差もなく、イタリア人並みにズボラだがイタリア人の愛嬌はなく、ドイツ人並みに傲慢で融通きかないがドイツ人ほど信頼できない、原型平均値人間みたいなのを。"

    すいません、悪口ばかりで…。でもこれ、長年住んでいる外国人がガス抜きに使う常套ジョークです。最近たまってるもので、あしからず。

    堅信礼(元服)

    日記を書いてみなよと言われて二の足踏んでいたのだけど…。

    5月は堅信礼シーズン。ティーンの成長を祝う通過儀礼として無宗教のものも行われているが、もとは宗教儀式だ。親の意思で乳児洗礼を受けた子が自己決定できる年齢に達して信仰を告白するという、まあ昔の日本の元服に当たるもの…だが、いまどき15歳で大人とは言えないから、子供から青年への節目だ。

    今朝の教会は、堅信礼を受けた子たちの、民俗衣装で着飾った一族郎党で溢れかえっていた。ノルウェー人のほとんどは盆暮れクリスチャン。教会に来るのはクリスマス、乳児洗礼、堅信礼、結婚式、葬式の時ぐらいだ。普段を知らないから、礼拝はすべて滞りなく完璧で当たり前と思っている。私も真面目にやらないと…。あら~だって、お子チャマの大切な儀式に、粗相があってはいけませんもの。

    ところが私は昨夜スドクにはまって4時まで遊んでいた。寝なくちゃと思ってワインを飲んだのが運のつきで、目がさめたのは9時半。記録的速さでシャワー、コーヒー、着服(?!)しアパートを出たものの、財布に一銭も入ってないことに気づいた。バスに乗れない…たとえ日曜のこの時間にバスが走っていたとしても。ええい。教会まで、走れメロス。10時半に到着(礼拝は11時から)、髪ボーボー服ヨレヨレ。なあに、誰もオルガニストなんぞ見てはおらん。

    これだけ慌てているとアガる余裕がない。それにここ3週間サボりっぱなしで何も準備していなかった。こういう場合はできるだけ♭や♯の少ないのにしよう…(どういうレベルの奏楽者だ)。

    バッハの派手で簡単なのをやたら重厚に弾いた。練習不足でゆっくり弾かざるを得ないから重厚になっちゃったんですけど。後奏半分弾いたところで、ちょっとショボいかな~と思って、どんどんリードを足していった‥‥なんかスゴいことになってきた! 踊る阿呆に見る阿呆、よいやさのよいやさっ。

    礼拝後、民俗衣装コテコテの大勢の紳士淑女に「いやー堂々たる奏楽をありがとう」としっかり目を見て握手され、むず痒い思いで帰路についたのだった…やっぱり徒歩で。

    テーマ : 北欧
    ジャンル : 海外情報

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    シカ

    Author:シカ
    夫のカエルとともにヨーロッパに住むシカです。シカは日本生まれですが、ここ20数年イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ドイツ、振り出しに戻る(イギリス)と流れてきました。カエルはフランス生まれです。詳しくは自己紹介ページへ。

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