鬱、襲撃

    ベテランうつ病患者の自分でもビックリするぐらいスゴい鬱が入っている。病院へレッツゴーと夫。

    一応だいじょうぶ(夫)

    この間ちょっと不穏なことを書いたので、いちおうご報告。夫の検査の結果は限りなく白に近いグレーでした。ポリープがあって、検査ついでに全摘したそうです。ポリープ自体は癌性のものではないけど、癌化する可能性もあるので、また出来てないか定期検査するということでした。こまめに検査してれば、見つかったら見つかったで即刻、初期段階で治療に入れるので生還率も高いです。

    というわけで心配してもしょうもないし、なるもんはなるという、この年代の宿命のようです。親はヨボヨボ、自分たちも草むらの向こうにオオカミの耳が見えてきたこの頃です。

    “オオカミの耳を見る”というのはスペインのことわざで、来るべきものの実体はまだ襲って来ないけど、いつか来るぜ〜という兆を感じることだそうです。

    日本へ

    22日に急に日本へ行くことになった。

    80歳のが膝の手術をするのは前々から聞いていたが、数日前にから「年が年だけに何があるか分からない。来れないか」と言ってきた。そう思ってたんならもっと早く言え〜。直前しかも夏のハイシーズンで予約取りにくいしめっちゃ高い。電話番号教えてと言ったらケータイ番号を伝えてきた。「国際電話でケータイにかけるの高いんですけど。固定電話ないの?」と訊いたが返事がない。駐在経験もあるんだからそのぐらい知ってそうなものを。

    は昔から不義理な奴、He's never there when you need him というタイプの男なので驚きはしない。でも家族というのは未練がましいというか、お互いに無い物ねだりをし続けてしまう関係なのかもしれない。の不誠実を50年経験しながらも未だに傷ついてしまう己のしつこさに落胆する。

    内臓疾患ではないので手術そのもので麻酔や輸血の事故がない限りは命に関わることはないと思う。が、「もしも」の場合、行かなかったらそのことをずっと引きずるだろう。行きたくない夏の日本へ行くことにした理由は、自己中心この上ないが、自分の気持ちへの保険のような感じがする。

    何でも自分が統率しないと気の済まないのことだから、私が行くことを入院前に知らせればテンパってしまうのが目に見えている。「来るなら来るでいろいろ段取りがある」とか。なので黙って到着し、手術当日か前日に病院に登場しようと思う。父は暢気というか無関心な人なので、が入院した後のマンションに急に私が来ても慌てはしまい。料理してくれる人が来て喜ぶ程度のことだろう。

    何事もなく25日の手術が済んで、数日間付き添って、予定通り8月1日に帰ってこれますように。一応、8月20日に変更可能な航空券をとってはある。それをしなくて済みますよう、読者のみなさんも念じてくださいませ。

    テーマ : 海外にて日本を考える
    ジャンル : 海外情報

    病院

    カエルが一晩入院している。

    目的は蛙のワイン煮に使う脚を切断するため‥‥(下の絵参照)じゃなくて、何年も前から額の端にあった小さなこぶ。ただの脂肪の塊のようだけど念のため取ってしまいたいというので、今朝、簡単な手術をした。本来なら今晩にも帰宅してよかったのだけど、大事をとって一晩泊まることになった。

    カエルの脚

    で、この病院が、ここは日本の地方の保険病院か?ってぐらい、気の滅入る場所だった。日本の医療システムがドイツを真似てるのは知ってたけど、容れ物までとは‥‥。つまり、日本の今では老朽化した大病院を建てた当時、手本にしたドイツ病院が、当たり前といえば当たり前だがドイツでも現役なのだ。

    部屋は3人部屋でベッドの間には仕切りのカーテンも何もなく、同じ部屋の患者が四六時中観ているTVの音で眠るに眠れない。シャワーは病棟全体の共用のが廊下にあり、各部屋には二部屋共用のトイレと洗面台がついているだけ。信じられないほど不味そうな病院食。頼んだ鎮痛剤をナースが持って来てくれたのは1時間後‥‥。

    昭和の香り〜。懐かしい〜。おまけに執刀医の英語、Allo Allo に出てきたフリック氏そっくり〜! こんな所で死にたくな〜い。

    ケチョンとしたカエルをひとり置いて帰るのも気が引けたけど、私も朝7時半から夕方4時まで暗い病院にいて元々抑うつ気味な人格がますます暗くなったので、お暇をいただいてきた。

    テーマ : 国際結婚
    ジャンル : 海外情報

    こ、腰が

    夫の息子とその奥さんが訪問中。一日中LDKにいてフランス語で喋っているので私はちょっと退屈している。と、思った途端、腰痛になった。先月もフランス旅行中になった。心気症じゃあるまいしと思いたいが思うにも無理があるか。

    私のフランス語がダメダメなので仲間はずれ気味になるのは、構わないんだ、本当は。夫の息子は性格は素直だが、英語が流暢とまではいかず格別機智に富む子でもない。奥さんのほうが英語は上手で社交性もあるが、世代差か、話題が見つからない。ようするに継母さんたる私としては、二人とも来る分には構わないし寝具の世話ぐらいはするが、正直一緒に過ごしたいほどでもないのさ。彼らにしても継母さんをわざと無視してるわけじゃなく、実父/義父たる我が夫とフランス語で話している内容をいちいち英訳するのも流れが止まるし、だいいちわ訳すほどの話でもなし、ってところだ。

    話の輪に入れないのは、だから気にならないんだが、気になるのは居場所を占領されることだ。今日のように体調がいまいちで一緒に外食(脂っこい西洋料理)する気にもなれない日などは、時々LDKをあけてくれないと、一人分うどん作って食べるにも具合が悪い。彼らが外へ食事に出た一時間に急いでカップヌードルを食べ掃除して二階の自室に引き上げるという、居候のような生活になってしまう。腰痛も出るってものさ。

    フランスに行っている間はこっちが相手の家に居るわけだが、これはこれで別の不具合がある。いつも泊めてくれる義弟、いい奴なんだがシングルパパで、掃除まで気が回らないらしい。フランス人の家はデフォルトで汚いが、中でもこいつの家は抜群! トイレとバスルームと寝具とタオルが汚い家って、泊まるだけで疲れる。腰痛も出るってものさ。

    テーマ : 医療・病気・治療
    ジャンル : 心と身体

    ドイツの医者

    イギリスの一般医は愛想がよくもの柔らかな人が多かった。プライマリーケアでは接客(?)術というかベッドサイドマナーがとても大切と教育されているらしかった。スペインの医者は一昔前の権威主義で、お国柄とぴったりマッチ。おフランスはクソミソ。

    ドイツは‥‥寄る年波ゆえこの1年で5人にかかってしまったので、一般化してしまおう。まず、温かみがあんまり感じられない。例外は日本人相手に日本語で診療しているドイツ人女医さんで、始終にこやかで優しいのだがヤブだった。あとの4人はどこかしらシカをバカにしていて、なんか密林から危険な菌を持ち込んでいるのではないかと疑われている気がした。(違いますって。持ち込んだのは納豆菌だけですってば。でね、納豆菌ってアントラックスの親戚なのよ〜)

    医者A:「どこが悪いんだね」(痔瘻じゃないかと思うんです)
    「それは診断だ。そうではなく症状を言いなさい」(えーとケツの○○の周りに‥‥後略)

    医者B:「あなた最後に予防接種受けたのはいつ?」(子供の時、一通り)
    「ええっ、じゃあそれっきりチフスとかジフテリアとか結核とか天然バカとか、予防してないの?!早速受けてもらいます」(‥‥)
    「これはドイツでもノルウェーでもヨーロッパはどこも同じよ!」(‥‥って、ヨーロッパの他のどの国でも言われたことないけど?)

    そりゃあんたの休暇先のタイとかでは伝染病もあるでしょうけど、日本ってかなり先進国よ? ドイツを上回る清潔マニアよ? 日本人慣れしているデュッセル村でさえそうなんだから、後は推して量るべし。ノルウェーでは昔、日本人を含む非欧州人全員に胸部X線と結核検査が義務づけられていたが、私たち先住日本人の行いが正しかったので10年ほど前に日本人は除外された‥‥パイオニアの苦労を分かってください(涙)。

    というわけで医者ショッピングは続くのである。ノルウェーやイギリスだと学区制みたいなのが医者にもあって区域外の保険医にはかかりにくいのだが、ドイツは好き勝手にどこ行ってもいいらしいし。

    テーマ : ドイツ
    ジャンル : 海外情報

    プロフィール

    シカ

    Author:シカ
    夫のカエルとともにヨーロッパに住むシカです。シカは日本生まれですが、ここ20数年イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ドイツ、振り出しに戻る(イギリス)と流れてきました。カエルはフランス生まれです。詳しくは自己紹介ページへ。

    引用・転載は原則として歓迎ですが、事前にご一報ください。どのような論旨・目的での引用・転載か、把握しておきたく存じます。

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