名前

    最近、うちのネコが太ってきた。5歳といえば人間でいえば40近いし屋内猫なので仕方がない。そこで名前をネコからデブに変えようかと思う。しかし、彼女をデブと呼んだら、彼女は私をママではなくバカと呼ぶだろうか?

    ロンドンブリッジ

    テロなんて、今じゃ普通の出来事になっちゃって。息を止めて生活するわけにいかないし、生活を一時停止にもできないから、3日も経つと世の中は何事もなかったかのように動き始める。

    地震みたいなもの。でも地震ほどの破壊の痕も残らない‥‥。って、違うんだけどね。本質的に。地震で原子力発電所が壊れ将来的に累計犠牲者数がテロをはるかに上回る場合を考える。そもそも原子力発電所をやってた輩の責任はどーよってなるけど、ワザワザ、数十万人殺めようと思ってやってたわけでもないんだよね。お金欲しかっただけで。

    その点、テロは戦争と同じで、殺すことそのものが目的なので、本当は同じじゃないのだ。

    テロを誘引したのが「お金欲しかっただけ」で他国を蹂躙し続けた西側先進国のエゴであることは、今日のところは考えないことにして。

    ロンドンブリッジはうちの最寄りターミナル駅だし、バラーマーケットにはたまに行くので、「いつもの」「普通の」テロよりもっと悲しくなった。テロの翌朝、夫はロンドンブリッジ駅乗り換えで空港へ行き中国出張に出かけて行った。

    サンセバスティアンに行ってきました

    久々にサンセバスティアンに行ってきた。スペイン最北東部バスク地方、フランス国境まで車で20分。美食で知られる小綺麗な街だ。日本でもこの頃知名度が上がってきたようで、視察に訪れた食のプロとおぼしき日本人もちらほら見かける。

    今回はロンドンの友達を連れての週末旅行。ヘロヘロに疲れるまで食べて飲んで笑ってきた。

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    林檎酒を注いでもらったんだけど…
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    ほとんど入ってない
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    気を取り直してみんなにも注いであげる
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    ご褒美にごはんを食べる
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    そして記念撮影。

    子が親を看るということ(日本)

    滞日中、両親がお世話になっているケアマネジャー、医師、金融関係の担当者と面談する機会があった。

    どれも親の用事で、私は来ているついでに話を聞いておこうと思って同席したに過ぎなかったのだが、三人が三人、本人である母または父よりも私の方を向いて話をなさった。

    父は後で「年寄りは耳か頭が悪いから、子供さんにしっかり聞いといてもらおうってことだろうね」と、冗談とも本気ともつかない薄笑いを浮かべた。

    まあ親のことは本人が動けない時動ける立場の私と兄も把握しておくべきで、同席は有用なことだと思う。でも、医療にしろお金のことにしろ決めるのは本人なので、「ご家族が同席されないと大事な話はできません」(実際、医者がそう言った)では、ご家族のいない老人はどうしろと?

    子が親を看て当然、という考え方が日本には歴然と残っているのを実感した。それが親から個の尊厳を奪ってもいる。

    薄笑いのまま晩酌に余念がない父に、ふと「そういえばさ、パパもママも親の介護なんてしなかったよね」と問いかけた。「しなかったよ。全然しなかった」。実際、両親ともその親に最後に会ったのは亡くなる数ヶ月から数年前だった。二人とも長子ではなかったし、母は親きょうだいから遠く離れて住んでいた。父は同じ東京にいたのに滅多に見舞いにすら行かなかったが、きょうだいが大勢いた両親の世代では、珍しいことではなかっただろう。貧乏くじを引いた長男妻さんたちにはお詫びのしようもないけれど。

    世代が下って私の年代になると子供は二人が平均だ。実両親か義両親の介護のお鉢がほぼ確実に回ってくることになる。その子供の世代となると、もう無理なのが目に見えているから、政府は制度作りを急いでいるわけだが、間に合うかどうか。

    子供もいないし日本にもいない私の老後には起こりえない問題なのが、有難いようなものだ。

    食べ続ける獣(父)

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    You は何しに日本へ

    昨年末から父が胃に穴が空いたとかで入院し、緊急手術後10日ほどで退院したものの食欲はおろか水も飲めない状態で衰弱し再入院となった。

    これはすぐ日本へ行かにゃならんのかと思ったが、兄との連絡でまあ大丈夫らしい、胆嚢が悪いとかて3月に摘出手術をするという話だった。まあどうせ3月には日本へ行くのだから、それまで無事でいてくれればと思っていた。父の入院中、母の手助けも必要だろうし。

    さて、日本に着いてみると、激痩せしていたはずの父は丸々と太っていた。こいつは人間か? サイボーグか?

    一日中座っているか寝ているのに働き盛りを軽く凌ぐ食欲と飲酒量も変わっていない。そして夕食時、私が食べるつもりだった餃子に手を伸ばしながら、「今はべつにどこも痛くも痒くもないから、医者に頼んで手術を延期してもらった」と宣う。できればせずに済ませる魂胆まで見え見えである。

    You は何しに日本へ?

    この機会にとばかりに喪服まで持って飛んできた娘は、落胆のあまり一日起き上がれなかった。
    プロフィール

    シカ

    Author:シカ
    夫のカエルとともにヨーロッパに住むシカです。シカは日本生まれですが、ここ20数年イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ドイツ、振り出しに戻る(イギリス)と流れてきました。カエルはフランス生まれです。詳しくは自己紹介ページへ。

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